第4回 ICUメサイア演奏会

コンサートは終了しました。ご来場ありがとうございました。

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『メサイア』という音楽は、あの有名な「ハレルヤ・コーラス」を含む、ヘンデルによる壮大なオラトリオです。2時間半全50曲という中に、キリストの生誕から受難・復活を描いた、ソロと合唱による、まるで動きの無いオペラのような曲です。 そして、『メサイア』の歌詞は英語で、聖書からの抜粋であり、まさに「I」と「C」を冠に抱く私たちICUのメンバーこそが歌い、また聴くに相応しい音楽です。

建学50周年を記念して始められた私たちのメサイアも4回目になり、今回は、曲のメッセージである「聖書の言葉」をいかに届けるかということに腐心しています。音楽的な表現はもとより、英語の発音、テキストの深い理解から出る発声にまで、「聖書の言葉」に拘ってお届けします。

指揮・合唱指導は、今までと同じく、ICU1期卒で2007年度同窓会DAY受賞のプロ指揮者「長谷川朝雄」。 さらに、今回は、バリトン・ソロに「一万人の第九」のソリストでも有名な「キュウ・ウォン・ハン」氏を迎えました。 あなたも是非、ICUによる本格メサイアを聴きにいらして下さい。

演目

ヘンデル オラトリオ『メサイア』HWV56 Messiah G. F. Handel

日時

2008年9月27日(土)
16:00 開演 (15:30 開場)

会場

杉並公会堂 大ホール

チケット

3500円 (前売り 3000円)

指揮

長谷川朝雄

ソリスト

ソプラノ 佐竹由美
アルト 小川明子
テノール 中嶋克彦
バス キュウ・ウォン・ハン

合唱

ICUメサイア合唱団

オーケストラ

チェンバープレイヤーズ・トウキョウ

お問合せ・チケット申し込み:

E-mail: icu.messiah@gmail.com

主催

ICUメサイア実行委員会、国際基督教大学(ICU)同窓会

協力

国際基督教大学

ウェブ名 チラシ(pdfです。)

第4回ICUメサイア プログラムより

<第4回ICUメサイア演奏会に寄せて>       国際基督教大学学長  鈴木 典比古

 第4回のICUのメサイア公演を迎えるにあたりまして、お祝いと応援のエールを送ります。ICUではメサイア公演そのものは未だ歴史が浅いのですが、毎年の燭火礼拝での「ハレルヤ」や「アーメン・コーラス」などは第1期生が入学した1953年のクリスマスを第1回としており、この長い伝統にメサイア公演が加わって、IとCとUを冠する私たちの大学の在り方がその歌声と共に世界に宣せられる事になります。
 ときあたかも本学は「日本にある世界基準の大学」を実質化すべく、2008年4月から全く新しいカリキュラムを開始いたしました。キャンパスは活発で学修意欲にあふれた学生達を迎え入れて一日もやむ事なく前進を続けています。大学食堂や学生寮群、そして7階建てのDialogue House(仮称)等の学内施設建て替えプロジェクトも始まりました。2010年には全く装いを新たにしたキャンパスが現出する筈です。
 皆さん、我等がICUに大いなる誇りを持って下さい。キリストの生誕・受難・復活を歌うメサイアは前進を続けるICUを後押ししてくれる力強い応援歌です。

< "I" と "C" と "U" とメサイア演奏会>     国際基督教大学同窓会会長  神内 一郎

 国際基督教大学(ICU)の献学50周年を記念してスタートしたICUメサイア演奏会。4回目を迎える今回は、世界中で活躍されているプロの声楽家・演奏家の方々を迎え、さらに飛躍の年となりました。
 いささか個人的な話で恐縮ですが、私も『メサイア』に導かれてICUに入学したのかも知れません。私が中学生の頃、合唱コンクールで「ハレルヤ・コーラス」を歌ったのが『メサイア』との出会いでした。浪人生の頃、ソニーから初のポータブルCDプレイヤーが発売され、プレイヤーと一緒に買ったCDも『メサイア』でした。『メサイア』を聴きながら受験勉強をし、そしてその通りICUに導かれました。ICUに入学してからも、クリスマスの蜀火礼拝では、1期生以来続く伝統の「ハレルヤ・コーラス」と「アーメン・コーラス」の心地よい響きにうっとりとしながら、控えめに歌っていたものです。
 『メサイア』とICU。考えてみれば、これほどベストマッチな演奏会はないのかも知れません。英語という言語で、しかもグローバルに活躍するメンバーたち(International)が、イエスの誕生から受難を経て復活を祝う(Christianity)この曲を、志を同じくし、お互いを高め合おうとするもの達が集い、歌い、奏でる(University)。まさに、ICUを代表するメサイア演奏会。本日お集まりいただいた皆さんと心を一つにして楽しみたいと思います。

<「ごあいさつ」>     ICUメサイア実行委員長  大間 哲

 皆様、本日は第4回ICUメサイア公演へようこそお越しくださいました。
 『メサイア』は不思議な曲です。何度聞いても、何度歌っても新しい発見があり、新しいメッセージが伝わってきます。
 この曲は、イエスの生涯中「聖誕」「受難」「復活」の3つの重要な出来事について、オペラのようにソロと合唱で歌います。その「歌詞」は全て聖書から抜粋されています。今回私たちは、特にその「言葉」に拘って、聖句を理解し、発音を整えて、その意味をお客様に届けることに注力して参りました。
 このように、あらためて歌詞を見てみると、聖句の中でも特に重要なものが選ばれていることが解ります。神が下さる「安らぎ」の成就から来る「慰め」という言葉で始まり、救世主降誕の預言と、イエスの降誕。神を信じる者は重荷が軽くされる事。そして、イエスの受難と復活。キリスト教の奥義とも言うべき、イエスが十字架にかけられて死して黄泉に下り、そこからの復活への信仰。これらのメッセージが『メサイア』の中にはちりばめられているのです。
 ヘンデルの手になるこの曲は、本当に美しくすばらしい曲です。その曲に乗せて、私たちは全力でこのメッセージを皆様にお届けします。皆様が『メサイア』のメッセージをお感じ下さり、お持ち帰りいただければ幸いです。

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